歌うたいのバラッド
この当時僕はPVのディレクターもしながらプロデューサーもしていた。斉藤さんとは「郷愁」「幸福な朝食 退屈な夕食」につぐ3本目のプロデューサーとしてのお仕事で、 「今回は演奏シーン無しで、監督の世界で作って欲しい」とオーダーを受け、出来ればPropaganda Filmsの人がいいんだけどみたいな話もありながら、それはちょっと難しいかもということで監督のチョイスも含めて任されたのだが、曲を聴いた瞬間、当時ミッシェルの仕事で知り合った佐内正史さんの写真の世界観で撮ったらグッとくるかも☆と思って佐内さんにお願いした。僕からの条件は35mmフィルムカメラで佐内さん自身が撮影することのみ。機材周りの映像スタッフは佐内さんが気持ちよく出来るように考えて僕の方で固めた。あの何気ない風景の中から醸し出される空気感や存在感は35mmのフィルムカメラでないと再現出来ないと思ったからだ。斉藤さんとの打ち合わせにより、撮影は斉藤さんの家をスタートと決めてあとは適当に散歩しながら撮ることに決まる。それ以外では斉藤さんがカレー好きなので昼食を兼ねたカレーを食べれる喫茶店と、斉藤さんがケバい女の人がタイプという事でこれは撮影時にADがナンパするって事だけ決めておいた。結局ケバい女の人は見つからず、図書館へ行く途中の素朴な女の子へと変更にはなったが、逆にいい味出してくれている☆ 他にも色々な想い出がある中で特におもしろかったのが編集作業で、これは佐内さんの指示のもとに僕がオペレーターしながら一緒に作業したのだが、一言で言うとその当時の僕にとってまさに目から鱗が落ちるような編集で、結果として素晴らしい作品が出来たのではなかろうかと自負している。見た事の無い人は是非一度ご覧下さい☆ 歌詞も凄く良い曲だよね☆ 映像見ながら自分も歌うとグッと来て泣いちゃいますよ☆
↓映像リンク貼ってあります☆
斉藤和義「歌うたいのバラッド」
嗚呼 唄うことは難しいことじゃない ただ声に身をまかせ 頭の中をからっぽにするだけ
嗚呼 目を閉じれば胸の中に映る 懐かしい思い出や あなたとの毎日
本当のことは歌の中にある いつもなら照れくさくて言えないことも
今日だってあなたを思いながら 歌うたいは唄うよ
ずっと言えなかった言葉がある 短いから聞いておくれ 「愛してる」
嗚呼 唄うことは難しいことじゃない その胸の目隠しをそっと外せばいい
空に浮かんでる言葉をつかんで メロディを乗せた雲で旅に出かける
情熱の彼方に何がある?気になるから行こうよ
窓の外には北風が 腕組みするビルの影に吹くけれど
僕らを乗せてメロディは続く・・・
今日だってあなたを思いながら歌うたいは唄うよ
どうやってあなたに伝えよう雨の夜も冬の朝もそばにいて
ハッピーエンドの映画を今イメージして唄うよ
こんなに素敵な言葉がある 短いけど聞いておくれよ
「愛してる」


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